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ichi ithy

「女座頭市」こと、「ICHI」を見に行く。感触としては砂糖市というより、「あずみ」。美少女を主人公としていることで、「あずみ」の二番煎じをしていると、見た。

しかしあまりに酷い作品に仕上がってしまった。

一つには、ヒロイン(綾瀬はるか)の演技が下手すぎる。女剣士としての体裁きは優れているが、それを無意味にするほど、台詞回しが拙い。語尾がぼそぼそ、となってしまうのは、薄幸の少女という演出でもあるようだが、それよりも、まともな日本語発音が出来ていない可能性のほうが高い。

脇役である虎次(窪塚洋介)も酷いものだ。そのエキセントリックさ丸出しの風貌は仁侠団体の生き急ぎ若親分として評価はできるが、演技が浅い。犬が吠えるようなタンカしか切れず、まるで池袋西口で拾ってきたチンピラを、そのまま映画にぶちこんだかのよう。

ヒーローの若剣士(大沢たかお)の演技は一応見れるが、金を取ってまで見せるほどの演技でもない。純朴な青年という設定なのだが、なんと言うか、切れが悪いというか、その純朴さが鼻について仕方がない。

もっともこれは彼のせいというよりは、台本のせいだろう。世間ずれしたヒロインに配し、純朴なヒーロー。こういう設定はデフォルメが効いたマンガなら許されるが、実在の事物しか写せない映画では、よほど上手に演技しないと滑稽になってしまう。(まあ、大沢の演技力がそれに追いつけなかった、ということでもあるのだが)

散々なキャストのせいか、日曜の都会にして、映画館はがらがら。250席ほどの室内で、埋まっているのは10数席ほど。しかも最後烈の一人は掃除のおばさんらしく、横に箒をおいて、弁当などを食っている。

その室内を盛り上げようと、やたら音楽が無理矢理がなり立てられるが、外国産なせいか、どこか画面と合わず、気持ちも盛り下がる。

唯一、気炎を吐いていたのが敵役の中村獅童。何が良いかというと、その発声がいい。きちんと腹から声を出していて、迫力がある。声帯だけで声を出そうとしていた他の出演者に比べると、その違いがよく分かる。

声の出し方も、劇のリズムに乗っていて、劇の呼吸を体で知っていることをうかがわせる。窪塚洋介とさほど歳は変わらないはずだが、やはり幼い頃から演劇をしていた者は違うということか。

いや、幼いころからやってはいても、安達祐実 や、えなりかずきの演技はうまいとは思えないから、やはりこれは太鼓や謡を交える歌舞伎によるものだろう。思わぬところで、伝統の強さを知る。

株主優待ででもなければ、見に行かなかった(そしてそれが正解な)映画だったが、光るところも無かったわけではない。座頭市から譲り受けた、障害者、貧困者、孤児としての和な暗さ、やるせなさや、美少女剣士という設定は、上手に扱えば化ける可能性がある。

おそらく監督もそこに賭けたのだろうが、惜しむらくは、上手に扱える役者に恵まれなかったことであった。

テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

アイシティ

「コードネームはアイ、アイシティ」

失われた鬼才・板橋しゅうほうの最高傑作とも名高い、バイオSF。舞台は1983年の東京らしき世界。超能力者K(ケイ)とその娘I(アイ)が、謎の超能力集団に襲われているところから話は始まる。

超能力集団のメンバーK2、イー、リアン、その上司クァグラ・リー、警察官ライデン、その妻アケミ、スーパーのガードマン・リーなどを巻きこみつつ、話は断片的に明らかになっていく。

実はIはトリガーであり、接触した人間の超能力を増幅させる能力を持っており、クァグラ・リーは彼女を確保して、政権闘争に役立てようとしていたのである。

ところがIをつけ狙うのは彼だけでなく、実体を持たない精神物質アロイもそうであった。アロイはIを殺し、実験を自分に有利に進めようとしていることが判明するのだが、「実験」とは何か?

彼らのIを巡る闘争と平行して、1983年の世界のおいて、金属製の「天井」降りてくるという摩訶不思議な事態が勃発する。人々は逃げ惑うが、急遽現れた「壁」に行き場を失ってしまう。

不思議なことに、彼らは長年暮らしていたにも関わらず、この世界は壁にによって隔てられた円筒形の空間だということに気が付いてなかったのである。そして上から天井が落ちてくれば、中にいる住民らは全滅してしまう。

しかし、それこそ「実験」の目的であった。

「フロア1983」を根こそぎ潰し、その世界を消滅させる「大輪廻」が、実験者の意図だったのである。ではその実験者とは何者か。天井の上-「フロア2183」の人々なのか?

だがフロア2183の支配者、クァグラ・リーにも、それは知らされていなかった。リーはIやK、アロイのことになると、記憶が曖昧になってしまうのである。最早、そこに何か隠されていることは、歌外洋がなくなった。

リーはIを誘拐し、拷問を加えようとする。その機先を制し、Iはリーにコードネームをささやきかけた。「コードネームはアイ、アイシティ」。。。その言葉がトリガーとなって、失われた記憶がリーからほとばしり出てきた。。。




実は、クァグラ・リーもガードマンのリーも、桑原・リーという人物のクローン体であったのである。それだけでなく、K、K2はリーの親友であったケイの、Iはケイの娘の、ライデンはケイの父親の、それぞれのクローンだったのである。

しかし、クローン元は数千年も前に死に絶え、今はそれぞれのクローンが、幾つかのフロアに入れられて生活しているだけであった。各フロアは各時代に合わせて人工的に調整されており、決してそこから進化しないように作られていた。

つまり千年たっても新しい発明はなされず、社会に発展はなく、子供も孫も、ほぼ同じ環境で生育を繰り返す。。。。この不気味なシステムの目的は、人工進化の研究にあった。

「神」は進化に失敗した人類であり、どこで失敗したかを見極めるために、各年代ごとに実験室を作り、そこで上手く進化できたものを抽出して、その遺伝子を利用して進化失敗を乗り越えようとしていたのである。

しかしその実験はうまく進まず、進化促進のカンフル剤としてIとアロイが送り込まれた。Iは超能力活性化、アロイは遺伝子重合によって、それぞれ進化の新しいステージへ進もうという試みであった。神はこの両者を競わせ、勝者を生き残らせることで、実験を進めようとしていたのである。

ここに至って、「真」の敵が明らかになる。Iたちは、アロイを倒さないと、神によって消滅させられてしまう。Iと父K、その友リーらは力を合わせてアロイを打ち破る。同時に天井がこじ開けられ、フロア1983の住民が、上のフロアに救出されていく。

しかしこれで終わりでなく、Iらは進化の頂上を見極め、神と対決するためにフロアを上へ上へと登っていく決心を固めるのであった。




1983年の連載から四半世紀を経るも、なお色あせることのない作者の構成力には脱帽するばかりである。さすがにキャラクター造形は80年代臭があるが、それを補って余りある。

中でも、「この世界に壁があった」という衝撃的なシーンは印象に深い。物理的に存在しているのに、いつもは見過ごしている壁。その壁によって、世界は区切られていた。

この壁に現実的な意味を与えることはたやすい。民族や文化、宗教や経済といった違いは、「見えない壁」を作る。我々は知らぬ間に、これらの壁に行動を束縛されている。

またSF好きなら、一度は「この世は誰かの空想ではないか」と思うことがあるだろうが、それを科学的かつ詩的に描くのは難しい。板橋しゅうほうという作家の表現力を、如実に示すくだりである。もっと評価されてよいクリエータのように思う。

アイ・シティ (上)アイ・シティ (上)
(1996/02)
板橋 しゅうほう

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発明狂の時代

「発明狂の時代」。原題は"Victorian Inventions"、つまり19世紀末、欧米での奇妙キテレツな発明品をまとめたものである。

この時代は「第二次産業革命」と呼ばれ、電気、化学、製鉄などの分野で技術革新が進み、電車や電球、電話、無線、ラジオ、映画、蓄音機、自動車などの発明が相次いだ。エジソン、ベル、ベンツ、ダイムラーはこの時代の人々である。

そして一つの成功した発明の裏には、何十、何百もの失敗し忘れ去られた発明があり、この本はそれらにスポットライトを当てている。

たとえば光線式電話機。原理は光通信に同じ。ただ剥き出しの光線を使っていたので、大気の具合によって容易に信号が劣化した。完全な光通信の実現には、光ファイバーの実用を待たねばならなかった。

ベッセマー式サロン船。回転する枠の内側に船室が設けられており、どんなに船が揺れても、内部の船室は水平を保つようになっている。転炉を考案したベッセマーによって発明された船である。

これらの発明品はビクトリア朝スタイルの版画で描かれており、リアルな悪夢のような、一種独特の雰囲気を醸し出している。

悪夢。この時代の発明品には、夢想が多く入り込んでいた。いわば科学という皮をまとった、魔術だったと言ってもいい。

そして魔術とは身体感覚がそのまま世界感覚に通じるものであったから、当時の発明家は、これらの発明品を使って、世界をその手のうちに収めようと試みたに違いないのだ。

たとえば飛行機一つとってみても、当時の試作機はほとんどが人間や鳥の肉体の延長であり、機械が機械のために機能の延長をする現在のステルス戦闘機のような形からはまるで遠いところにいたのである。

魔術と芸術と科学が、未だ不分明だったころの、古き良き時代のことであった。

図説 発明狂の時代図説 発明狂の時代
(1992/08)
レオナルド・デ フリーズ

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秀吉・耳塚・四百年

日本が拉致拉致と騒ぎ立てる割には、韓国や北朝鮮が相手にしないのは、ひとつにはこの本に述べるような過去を、コリアン側は知っているからである。

朝鮮の役。日本では教科書で半ページほどの記述しかなく、侵略したという概念すら乏しいが、「足を踏まれた側」の教科書では色々恨みつらみが書き連ねてある。

たとえば「耳塚」。日本ではほとんど「耳」にしない言葉だが、これは日本軍が殺した朝鮮人の耳を削ぎ、本国へ送付したもの。韓国では日本人の残虐性を物語るエピソードとして、時々出てくる歴史用語である。

なぜ耳を取ったかというと、最初は首を取っていた。日本軍は首をもって、褒賞としていたからである。戦争の後、首は塩漬けにされて、大将の「首実検」を受けた後、褒賞の沙汰が下された。しかし海を越えて首を送るのは大変だということで、首の代わりに鼻を、そして後には耳をとることになったと言う。

しかし耳や花を取られても死には至らないため、それを差し出す代わりに命を助けてもらった朝鮮人の話などが残っている。



さてこの本は朝鮮側からみた朝鮮の役で、朝鮮各地で義兵(民兵)が組織され、日本軍に立ち向かったことが事細かに書かれている。

当時、朝鮮王朝では内紛が盛んで、軍隊は腐敗していた。そして政府に絶望した民衆の中には、日本の統治に期待したものもいたという。これらのことが、日本軍の快進撃を助ける一因となったのである。

しかし日本軍は最初からロジスティックが悪いうえ、戦争後期には朝鮮水軍によって制海権を奪われたため、食料の現地調達が多く、その手段は処刑や虐殺を含む強引だった。そしてこれが庶民の反感を招いたのである。

義兵は官軍と合流し、さらには明軍も救援に駆けつけると、その頃には兵員が減耗していた日本軍は太刀打ちできず、撤退を余儀なくされ、休戦が成立した。

だが陸戦では新式銃、日本刀で装備し、勇猛果敢で戦術に長けた日本軍が圧倒的に強く、秀吉は再戦の機会を窺っていた。休戦は単なる兵員補充、物資補給の時間稼ぎであった。

4年後、戦争は再開されたが、今度は朝鮮側も戦争に慣れていたため、日本軍は苦戦を強いられた。また勝ったところで後ろには大国・明が控えており、とても秀吉の望む、大陸制覇はかなえられそうもなく、武将の間では厭戦ムードが高まっていた。

結局、秀吉の死でウヤムヤのうちに戦争は終結し、日朝関係の修復は、次の徳川政権の手にゆだねられることになる。



日本軍は6年にわたる戦乱で、日本軍は数多くの残虐行為を行ったが、それに対する反日感情が、今なお韓国には根強い。いわば朝鮮の役は、反日感情のルーツなのである。

それに対して無視、曲解を行い、「日本軍だけでなく朝鮮軍も略奪を行った」「日本軍のおかげで朝鮮に唐辛子がもたらされた」などと自慰にふける向きもあれば、この本に参加した日本人研究者のように、韓国サイドから反省すべしという人もいる。

どちらにしろ、学問にイデオロギーを持ち込むべきではなく、歴史学は歴史学として分析を進めていった砲がいいように思う。ただそれは山間に篭って学問に耽る意味でなく、研究の成果を社会に還元し、修正主義の横暴には堂々と立ち向かうべきということも意味するのだが。

秀吉・耳塚・四百年―豊臣政権の朝鮮侵略と朝鮮人民の闘い秀吉・耳塚・四百年―豊臣政権の朝鮮侵略と朝鮮人民の闘い
(1998/09)
金 洪圭

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パンプキンシザーズ~装甲列車~

「情報三課」も既に十巻を迎え、新章「0番区抗争編」が始まる。

前章「カルッセル編」では、装甲列車が話の主人公だった。町を守る、帝国軍誇る鋼鉄の移動砲台はいかにも武器武器としていて、イメージをかきたてるが、実際には余り使い勝手の良いものではなかった。

何しろレールに束縛され、自由に移動はできない上、レールが破壊されれば移動さえもできなくなる。そんな理由から、装甲列車は早々に歴史から姿を消し、装甲車や戦車にとって代わられたが、その初期には存在理由もなくはなかった。

一つは道路舗装の不備。20世紀初頭、高速道路が無かった時代では、大砲という重量物を乗せた移動車両は地面にめり込み、自由に行動ができなかった。それを解決するために、イギリス軍はトラクターのキャタピラーを流用したが、それでもエンジンの制約があって、大重量の砲塔は搭載できなかった。

小型の車両エンジンはあるにはあったが開発途上で、信頼性も低かったのである。実際、戦車のデビュー戦では攻撃で動けなくなる戦車より、機関故障で頓挫する車両の方が多かったくらいである。

そんな技術水準では、むしろ蒸気機関車に砲台を引いてもらう方が現実的だったとも言える。

もう一つの存在理由は、鉄道施設の警護である。鉄道は戦略拠点で、ジャンクションや橋梁のみでなく、荒野や森林の鉄路も狙われた。当時は舗装路が少なく、奥地の鉄路に車では到達できないことがしばしば。そこで鉄路を警備し、敵を駆逐するために装甲列車が配置されたのである。

アフリカのジャングル鉄道などが有名な使い道だが、日本でも満州鉄道に使われ、馬賊の襲撃などから鉄道を守った。



さて物語だが、設定を見ると、カルッセルは舗装道路があり、帝国軍は既に装甲自動車も装備しているため、砲台列車に頼る必要はない。

というより砲台すら必要ないのであって、現代では機動戦が基本にあり、制空権・制海権を握ったものが陸戦を制し、動かざる巨大砲台は無用の長物と化している。実際、フランス軍が擁した巨大要塞・ペダンは、第二時世界大戦において、ドイツ軍の機動戦の前に呆気なく抜かれ、幸福している。

そのような状況下での砲台列車は、些か時代遅れな設定のように見えるが、その時代錯誤性がアーヴィーをして封建的な強圧統治を行わせたと、見ることも可能なのだろう。

Pumpkin Scissors 10 (10) (KCデラックス)Pumpkin Scissors 10 (10) (KCデラックス)
(2008/09/17)
岩永 亮太郎

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ハトよめ

ハトのおよめさん 1 (1) (アフタヌーンKCデラックス)ハトのおよめさん 1 (1) (アフタヌーンKCデラックス)
(2000/06)
ハグキ

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「ハトのおよめさん」略して、「ハトよめ」。月刊アフタヌーンの名物的なギャグ漫画で、もう10年近く連載が続いている。

これほど連載が続くと絵柄や内容が変わってきそうなものだが、はこの作品は最初期を除いてほとんど変わっておらず、絵柄の単純さ洗練度が窺えようというものだ。

内容は人格者であるハトだんなと、人格破綻者であるハトよめとの掛け合い。何かというとすぐに暴力に訴え、被害妄想的で無くしたものは真面目に探そうとせず、すぐに盗まれたといって警察を呼び、好きな言葉は「ブッ殺す」という、ステキングなハトよめが事実上の主人公だから、面白くないわけがない。

それを指して「不条理漫画」などという評もあるが、ストーリー構成はかなりオーソドックスで、きちんとオチも付けられているところを見れば、是は不条理ではない。むしろキャラの立った人物らのよるキャラ漫画というべきだろう。

日本人が普段言いたくても言えないような言葉―下らないギャグをかます相手に対し「ブッ殺す」、こんにちはと言われて「ブッ殺す」、好々爺をきどった爺さんの顔に「ムツゴロウを溶かしたような顔」と突っ込み、妊婦は殴るは、蠍に刺されてのたうつ夫の前でボケるわ、もう思いやりがないというか、ここまでくると、思いやりを強要する「日本社会へのアンチテーゼ」のようにさえ思えて爽快である。

ナイツ・イン・ザ・ナイトメア

初DQ発売から20余年を経て、コンピュータ・ゲームのシステムはほぼ出尽くしたといっていい。

ロールプレイング、シミュレーション、アクション、オンラインなど、それぞれのシステムは高い完成度を見るようになった。

そのため昨今では幾つかのシステムをハイブリッドするゲームが出てきている。この「ナイツ・イン・ナイトメア」もそのひとつだ。

この作品はシミュレーションとアクションを結合させたもので、騎士らを操りながらリアルタイムで戦闘を行うというのがウリだ。その上RPGの要素が加わっているので、これまでのゲームの総集編的な意味合いさえある。

面白いのは死んだキャラクターをそのまま復活させるのでなく、別のキャラクターの中に「魂」として引き継ぐという面白いシステムを採用している点だ。下手すれば多重人格にもなりかねない際どいシステムだが、使いこなせば一味違うゲームとなるだろう。
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読書の時間

小説家志望の方にオススメのサイト。基本的にはコラムサイトだが、感想をつけたり、自分で投稿したりできる。西部邁氏の人生相談などもアリ。

提供は乗り換え検索で有名なジョルダンだが、最近は競争相手が増えたせいか、こうしたものにも手を出しているようだ。

ちょっとためしに「ジョルダン雑学研究会」の「なるほど!ザ・歳時記」を読んでみる。なにやら地蔵盆の話が出ているが、ちょっとツメが甘い。雑学を語るくらいなら、これくらいは凝ってほしいものだが、それでも全体としては楽しめるコラムに仕上がっている。




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ドガポン

ドカポンシリーズが、WiiとニンテンドーDSから発売される。「ドカポンキングダム」と「ドカポンシャーニー」の二本だ。

ドカポンというのはボードゲームにRPG要素を付けたゲームで、ボードゲームやRPGそれ自身にはない特徴が売り物だ。

たとえば通常RPGでは仲間を裏切るというオプションはないばかりか、それに類した行為はタブーである。ところがドカポンでは裏切りは許容されているどころか、推奨さえされている。

これはドカポンが元々、ゲーマー同士の駆け引きを楽しむボードゲームから出発している点によるものだ。

またボードゲームは単調になりやすいという欠点を持つが、その欠点をRPG要素(冒険、戦闘、キャラクター育成など)を付け加えることによって、カバーしている。

実際やってみると、次々にイベントが発生するので、あきるということがない。また裏切りというどんでん返しもあるので、結構スリリングにゲームが進む。

ボードゲームとRPGを結合した、新しい形のゲームといえよう。


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お金大好きドカポン王国を舞台に伝説の冒険が始まる!
友情と裏切りのファンタジー風ボードゲーム。

『ドカポン』は、いちばん多くのお金を稼いだものが勝者となる、
シンプルなルールのボードゲームであり、モンスターとの戦いやレベルアップなど、
RPGの要素も含まれたRPG風ボードゲーム。
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ゼロの使い魔~双月の騎士~

ゼロの使い魔~双月の騎士~コンプリートゼロの使い魔~双月の騎士~コンプリート
(2007/11/14)
藤井昌宏

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ゼロシリーズの第二作だが、相変わらずルイーズとサイトの夫婦漫才が突き抜けている。

舞台こそ中世ファンタジー世界と、超魔法・超能力という鳴りモノ入りだが、機軸としてはツンデレで嫉妬深いヒロインと、女好きで超能力をもつヒーローというオーソドックスな作りをしたのがこのシリーズだ。

オーソドックスなだけに、読者もついて行きやすかったろう。

特に今回はアニエスとコルベール先生に焦点を当て、謎時・復讐劇を繰り広げたのは見所あったが、そのせいで本軸に割り当てる時間が足らなくなったと言える。

陰謀劇が繰り広げられるのだが、敵の策動が浅はかならば、それにうかうか乗ってしまうアンリエッタ女王側もうかつとしか言い様がない。大体、兵士の飲み水に毒が入ってるかどうか、チェックするのは軍隊の基本中の基本と思うのだが・・・

また7万の大軍にサイトが一人で立ち向かうのも、戦略的に何の意味があるのが、全く分からない。既に全軍が逃げ延びた以上、逃げるか、降参するかして機会を待つのがヨーロッパ中世では常識なのだが。

さらに言えば、死者を蘇らせるのは、いささかルール違反な気がしてならない。そりゃー、裸同然の服が戦車顔負けの防御力をもつファンタジー世界のこと、死んだサイトが復活しても不思議ではないが、あまりにご都合主義だろう。

これではウェールズ王子やコルベール先生がいつ復活してもおかしくないことになるし、彼らの死の感動はウソだったの?、ということにもなる。

その絶体絶命の時にこそ、ルイーズの魔法が炸裂する、というのが美しいエンディングだと思うのだが。。。ということで、評価は一つ落として☆4つ。

テーマ : アニメ
ジャンル : アニメ・コミック

ケロロ軍曹

ケロロ軍曹 (17) ミラクルセレクトパック(B)ケロロ軍曹 (17) ミラクルセレクトパック(B)
(2008/07/26)
吉崎 観音

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「ニニンがシノブ」から入ったので、「どうもシノブに似た絵だな~」と思っていたら、こちらの方が師匠であった。

シノブに比べると色気70%減、カワイさ50%増、というところか。予めキャラクター展開を織り込んだと思わしきカエルらの造形は、子供らの心をつかんで話さず、アニメ化もされた。

作者・吉崎観音(ミネとよむ)は「7人のナナ」のキャラクターデザインで脚光を浴び、小学館から角川に移籍した後、「ケロロ軍曹」で天下を取った。

藤子不二夫ファンとのことで、実際、ドラえもんのパロディやオマージュが作中には度々出てくる。ケロロらが出す様々な道具はもろにドラの秘密道具だし、道具の中にはかの「地球破壊弾」も含まれている。

(この物騒な道具は色々な人の脳裏に焼き付いているらしく、「ギャラクシーエンジェル」にも出てくる。。。というか、なぜ家庭用ロボでしかないドラえもんが、そのような危険な物体を持っているのだろう?)

他にも海底探検、地底探査、独裁者スイッチ、「しんりゃくがぜんぜんできてない」と号泣しながらレポートを制作する軍曹など、「ドラえもん」から題材を取ったと思わしきエピソードは少なくない。

さらに言えば、元々異世界から居候がやってくる、という設定は「ドラえもん」や「ウメ星デンカ」などのものである。体を動かすのも野望をもつのも苦手なケロロ軍曹は、そのままのび太につながる存在でもある。



もっとも違いもある。のびたをサポートしにやってきた「ドラえもん」とは逆に、軍曹は地球を侵略しに来たのであり、友達でありながら敵というねじれた関係が、このドラえもん的な予定調和の物語を、緊張を孕んだものにしている。

ちなみにケロン軍の階級は旧日本陸軍のを採用。順位は曹長→軍曹→伍長→兵長→二等兵。従ってケロロ曹長よりもクルル曹長の方が階級は上だが、小隊の権力はケロロ曹長が握っているようだ。

このような階級の逆転現象は旧日本軍とするとおかしいが、曹長よりも「軍曹」の方が隊長のイメージが強いので(鬼軍曹とか)、作者は軍曹を隊長にしたのだろう。まあケロン軍のことだし。

テーマ : マンガ
ジャンル : アニメ・コミック

極楽町一丁目

極楽町一丁目 (1) (ソノラマコミック文庫)極楽町一丁目 (1) (ソノラマコミック文庫)
(2006/04/19)
二階堂 正宏

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テーマ : マンガ
ジャンル : アニメ・コミック

陰日向に咲く

余りコメントする気力もないのだが、コメントを頼まれているのでここに記す。

文章はうまい。そこらへんの小説家志願よりも上手だと思う。するすると文章世界に引きずり込み、かといって重すぎず、スムーズに文がたぐれる。

ただ、どうも「劇団ひとり」のイメージとはマッチしない。

「ひとり」の芸風は、もっとくどく、奇をてらうものだったはず。そこからどうしても「ゴーストライター」説を払拭できない。あるいは原作は確かに彼でも、推敲をした人が、かなり文体を変えたように思われる。

正直、この小説で泣けた人がいるのかと訝しく思うが、ブログとか見ると、いることはいるらしい。いや、別段悪いことではない。このような話で泣けるのは純粋な証拠である。自分にもそのような純粋な日々があった。

もっとも、けして戻りたいとも思わないが。

テーマ : 書評
ジャンル : 本・雑誌

笑う大天使

笑う大天使(ミカエル) (第1巻) (白泉社文庫)笑う大天使(ミカエル) (第1巻) (白泉社文庫)
(1996/09)
川原 泉

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川原といえば、やたら哲学チックな言動で有名だが、その真髄は「中性的な男女にある」と思う。

たとえば秋吉田藩の藩主カップルは、どう見ても仲のいい友達同士にしか見えないし、「バビロン」のコンビもしかり。当作でも3人の主人公は、それぞれが中性的な恋愛を繰り広げている。

また彼らはことあるごとに「学生はかくあるべき」「女はこうあるべき」という世間一般の常識から遠い場所にいる。

とはいえ常識から全くかけ離れたところにいる訳でもなく、常識の周辺部に留まりながらも、常識をあざ笑うようなアクロバティックな綱渡りを楽しんでいるように見える。

そのマージナルな運動こそ、川原の創作意欲なのだと思う。

テーマ : マンガ
ジャンル : アニメ・コミック

宇宙賃貸サルガッ荘

宇宙賃貸サルガッ荘 5 (5) Gファンタジーコミックス宇宙賃貸サルガッ荘 5 (5) Gファンタジーコミックス
(2005/07/27)
TAGRO

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宇宙にぽっかり開いた時空間の穴、サルガッソー。来てみれば、そこは「魔女」が管理人のアパート、「サルガッ荘」であった。。。。というお話。

魔女と主人公との恋愛とサルガッソーの謎解きを軸に、様々な人間模様をギャグを貴重に織り交ぜながら、進んでいく。

作者TAGROはほかに「変態ゼミナール」などを描いているが、ストーリーのまとまりやデザインなどから、やはり「宇宙賃貸」が彼の代表作だろう。

特にキャラデザインの完成度は高い。丸々としたデザインは昭和の香を残しながらも、現在風にアレンジされて懐かしいながらも古臭さを感じさせない。

しかし謎解きは、どこか食い足りない。

この宇宙は植物状態になった誰かの夢で、生と死への願望が白の魔女と黒の魔女を産み、後者がサルガッソーを作り上げた、という設定は陳腐で面白みに欠ける。引っ張るだけ引っ張って、拍子ぬけさせられた感じだ。

どうせならサルガッ荘こそがビッグバンの源だった、くらいの壮大な夢を見させてほしかったもの。

「タウ・ゼロ」というSFがあるが、そこでは巨大宇宙船に乗って宇宙の終焉を乗り切り、新宇宙の始祖となる話が繰り広げられているが、それと比べると、欧米のSFはやはり聖書が下敷きになっており、日本のSFは私小説から抜け切れないように思う。

テーマ : マンガ
ジャンル : アニメ・コミック

大友克洋論

アニメ界のビッグネーム、大友克洋だが、正直彼がなぜ高評価を得ているのか、よく理解できない。

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「常識」の研究

「常識」の研究 (山本七平ライブラリー)「常識」の研究 (山本七平ライブラリー)
(1997/05)
山本 七平

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「常識」の研究、山本七平。

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テーマ : 書評
ジャンル : 本・雑誌

ナショナリズムという迷宮

ナショナリズムという迷宮―ラスプーチンかく語りきナショナリズムという迷宮―ラスプーチンかく語りき
(2006/12)
佐藤 優魚住 昭

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「ナショナリズムという迷宮」、佐藤優・魚住昭、朝日新聞社、06年。

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TOUGH (タフ)

TOUGH 18 (18) (ヤングジャンプコミックス)TOUGH 18 (18) (ヤングジャンプコミックス)
(2007/12/19)
猿渡 哲也

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ぶっせん

ぶっせん 上 (F×comics)ぶっせん 上 (F×comics)
(2006/10/19)
三宅 乱丈

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