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豫園1

上海の観光地といえば、まず豫園。上海に行かれた方は、まずここを訪れているほどの観光スポットだ。豫園とは明代の庭園で、旧上海城内にある。ここは古い中国の雰囲気が色濃く残っている、東京で言えば浅草のようなところ。

上海はすでに戦国のむかしから集落があったが、本格的な発展は黄浦江(=長江)が遠浅になり、港湾が下流の上海に移された時からになる。唐宋代には市街が形成され、明代に発展したが、その富をもとめて倭寇が侵入。これを防ぐために円形に城壁を築いたのが、上海城の始まりである。

城内には役人、商人が邸宅をかまえたが、その一人、潘允瑞が築いた個人庭園が豫園だ。中国には宋代から文人趣味がはやり、その世界観をあらわした個人庭園を造るのが、金持ちや役人の夢であった。

潘允瑞は四川布政使(四川省知事)や漕運(食糧輸送)を務めた役人で、その父・潘恩も刑部尚書(司法大臣)などを歴任したお役人一族。彼は老父を「愉しませる」ために、豫園を造ったと「豫園記」にしるされている。(「豫」とは「予」の異型字で、「喜」「愉」の意)


築園には18年もかかり、その途中で父は死んでしまい、潘允瑞の死後は潘氏そのものも零落するというイワクつきの庭園だが、清代以後は城皇廟(城の守り神を祀る社)が管理するところとなり、築山などが設けられた。

清末には反清結社・大刀会の司令所がおかれたり、20世紀には日本軍に占拠されたり、と波乱に満ちた経過をたどった挙句、新中国成立後にようやく再建され、隣の城皇廟とともに「老上海」をの核としての役割をになうようになった。

豫園は旧中国、しかもお役人が贅を極めた庭園なのに、文革では破壊を免れたのは不思議でもあるが、宗教的施設でないこと(同じ潘允瑞が築いた沈香園(慈雲禅院)は破壊された)、貴重な外貨を稼ぐための手段だったことなどから、危機を脱したとおもわれる。


さて、地下鉄路線図をみると「豫園駅」があるのだが、実際には降りることはできない。というのはまだ建設中で、路線図には開通予定の駅まで書き込まれているからだ。ややこしくて仕方ないが、毎月新駅が誕生するという上海の建設ラッシュでは、こういう手抜きもしかたないようだ。

shanhai-subway.jpg

仕方なくタクシーでゆく。タクシーは初乗り11元(200円ほど)で、観光地は狭いところに密集しているので、一日中乗ってもさほどな金額にはならない。ただ英語は通じず、中国語もかなり訛っている人がいるので、要注意。

taxi.jpg

タクシーはボラれるから危ない、強盗されるという話もあるが、メーターからは領収書が出るので、ボラれることはない。強盗云々も、運転席にプラスチック製の防護カバーがつけられているところからすると、むしろ危険を感じているのは運転手の方だろう。

タクシーは豫園まで連れてってくれるわけでない。豫園周辺は小道が多く、車が入れないのだ。そこでタクシーから降りてしばらく歩くことになるが、道が曲がりくねっているので、なかなか目的地までたどりつけない。

画像 214

これは他の地域が列強の管理下におかれ、区画整理がなされたのに対し、旧城は中国に残されたので、いまなお区画整理が行き届いていないせいという。そのため上海には堂々とした大きな建物が多いのに、この一画だけはごみごみとした町並みになっている。

画像 215 (商店街)

shanghai 214 (路地裏はこんな感じ)

感覚としては、浅草によく似ていて、みやげ物屋が多い。2元ショップ(中国版百円ショップ)、骨董品屋、刀剣屋、瀬戸物屋などがたちならぶ。少し進むと豫園市場に出るが、こは明清代の伝統商家を模した商店街で、所狭しと食べ物や骨董品などを売っている。

画像 217

夜ともなると、灯りがともされ、ちょっとしたお祭りムードになる。というより、日本の赤提灯や祭りのイメージは明清代の上海や蘇州の繁華街を下敷きにしていると思われるので、不思議な郷愁をかんじる。

yoen.jpg



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NoTitle

上海に行かれた方、ですw
lepさんも行かれた方の仲間入りなんですね。たしかにタクシーは10回以上乗ったけど、遠回りされたりボラれたりっていうのは全然なく、安くて早いので良かったです。むしろ香港の方が悪いやつが多いので気を付けないといけなくて緊張します。上海が香港のようにならなければいいなと思ってます。 豫園商城から少し離れた土産物屋が郷愁が合っていい感じでした。タクシーで通りかかっただけなので、機会があれば歩いてみたいです。

Re: NoTitle

> 上海に行かれた方、ですw
> lepさんも行かれた方の仲間入りなんですね。たしかにタクシーは10回以上乗ったけど、遠回りされたりボラれたりっていうのは全然なく、安くて早いので良かったです。むしろ香港の方が悪いやつが多いので気を付けないといけなくて緊張します。上海が香港のようにならなければいいなと思ってます。 豫園商城から少し離れた土産物屋が郷愁が合っていい感じでした。タクシーで通りかかっただけなので、機会があれば歩いてみたいです。

今回はツアーに参加せず、自分たちで歩き回ったのですが、Ravさんのブログも参考にさせていただきましたw。

中国は治安が悪くて大変だ、と言われたので戦々恐々として行ったところ、危ないことは何もなく、取り越し苦労でした。道路も高速や地下鉄が充実しており、混雑が少なかったです。香港は確かに暗がりにいくとヤバイ感じがするところがありましたね。

豫園あたりはold chinaという雰囲気でしたが、ちと観光客なれしている感じですね。その意味で蘇州はまだ郷愁が残っていて散策には良い街でした。
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