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圧勝といへども

与党大敗、民主圧勝、大勝というが、それでも与党は61議席(自民38、公明23)、民主は54議席で、逆転にまでは至っていない。

それが民意、と言われるかもしれないが、得票率で見ると民主41%、与党39%(自民26%、公明13%)で、本来なら与野党逆転しなければならない筈。それが逆に与党の方が7議席も多いのは、公明党が得票以上に議席を獲得しているからだ。

公明党の得票率13%をそのまま議席に直すと、都議会は全127議席だから、127議席×13%=17議席となり、実際の獲得議席より6議席も少なくなる。公明党の選挙上手が如実にあらわれた形だ。これは同じ得票率13%だが、8議席しか取れなかった共産党と比べると際立つ。



公明党の勝因は、「住民票の移動」、にあると言われている。選挙前に、区外から大量の信徒の住民票を該当地区に移し、当落ラインぎりぎりにいる自党候補を当選させるのである。

公明党が都議選直前に解散されるのを嫌ったのは、すでに各地域から住民票を東京都内に移し済みであり、衆院選が先になると、衆院選向けの住民票移動ができなくなるから、らしい。

住民票を素早く移し、衆院選後に戻せばせばいいじゃないか、という反論もあるだろうが、実は住民票は移してから3ヶ月たたないと、投票権が発生しない。これが故、創価学会では都議選と衆院選が隣接することに反対していたのである。

このような選挙戦術は悪質なため、規制を3ヶ月から6ヶ月などに強化する必要があるが、公明党は与党であるため(・・・というより、この戦術を維持するのが与党になった理由のひとつだが)、うまく行ってないのが現状である。


宗教絡みで言うと、もうひとつの宗教政党、「幸福実現党」は見事に全員落選の憂き目に遭った。消費税・所得税全廃、北朝鮮への先生攻撃、人口倍増計画など、歌劇な意見が反感をかったのではないかと思われる。

実現党の母体である「幸福の科学」は、思想的には改憲派で、思想の近い自民党に長年寄り添ってきた。しかし福田政権以降、自民党では改憲論議が停滞しており、教団は業を煮やして分離独立に向かった、と見られている。

その実現党の改憲論だが、じつはこの政党、改憲を通り越して「廃憲」を唱えている。そして独自の憲法案を提示しているが、その骨子は「大統領制」。大統領制はアメリカやフランス、韓国や台湾などで採られている普遍的な制度だが、実現党の場合、国家元首に強大な力を与えているのが危うい。


たとえば、その新憲法にょると、法体系には国会が制定する法律のほかに「大統領令」があり、これが前者に優先する。しかも「大統領の任期は大統領令が決める」、としてあるから、結果として一旦大統領になれば、自分で自由に任期が決められる「終身大統領」が誕生してしまう。

一応、国民の平等と自由は保障されているが、「法律に反しない限り」という但し書きがついているので、事実上、法律を自在に操れる大統領の意向のままに、制限されてしまう危険性もある。

そのほか、「人間は神の子、仏の子」という前文があったり、諸人権のうち、「信教の自由」を最初に持ってきたりと、ツッコミどころ満載の憲法だ。

この政党が衆院選で第一党となったりしてしまったら、大統領令で信教の自由など踏みにじられてしまうのは目に見えているが、犬猿の仲である公明党と噛みあわせてみるのも面白い。


テーマ : 2009東京都議選
ジャンル : 政治・経済

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