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未来日記

未来日記 (1) (角川コミックス・エース (KCA129-5))未来日記 (1) (角川コミックス・エース (KCA129-5))
(2006/07/21)
えすの サカエ

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いわゆる「ヤンデレ」と、ぼくらの、デスノート、を足して3で割ったような作品だが、200万部を売った原動力は、ヒロイン・ユノの魅力に尽きるだろう。

愛らしい14歳の少女殺人鬼という倒錯したヤンデレは、「スクールデイズ」「Shuffle!」などでお馴染みなものだが、「未来日記」では、ユノの出自に謎がかけられており、招待不明のヒロインという位置づけが与えられている。

まだ謎はあかされてないので推測になるが、どうやら真のユノは既に死んでおり、主人公と行動をともにしているユノは平行世界から連れてこられた「偽ユノ」なのらしい。

もちろん、真ユノの双子などという別解釈も成り立つが、「底が見えない」ほどの大穴を開けるなど、人間はなれした身体能力は、彼女が「異世界人」だからと考えるのが最もしっくりくる。

ではなぜこの世界に連れてこられたかといえば、彼女を推すムルムルの策謀とおもわれる。次期神の座を窺うムルムルは、自分の息のかかったユノを、ゲームの勝者にさせたいのらしい。(あるいは、ユノはムルムルの生まれ変わり?)


一体に「お互い殺しあって勝者を決めるゲーム」には、嗜虐性や閉塞感がつきまとうが、この作品にはあまりそのような重苦しさがない。それは一つにはユノの萌え属性のなせるわざだが、むしろそれよりも「人間ドラマがない」からだろう。

「ぼくらの」や「イキガミ」は死を目前にした人間のドラマを描くことで成功したが、その反面、運命にはどうしても打ち勝てない、という敗北感や閉塞感をも強くあたえることともなった。(なぜ当事者たちは、力を合わせてゲームのルールを打ち破ろうとしないのだろう?)

一方、「未来日記」では、主人公といえどもその心理描写はおざなりで、ヒロインに至っては過去がすっぱり切り落とされており、ゲームの駒以上の描写はされていない。(作者は描こうとしているフシはあるものの、うまく描けていないのが、むしろプラスになった模様)

また敗者も「バトロワ」のように惨殺されるのでなく、ほとんどの場合、単に消失するだけであり、将来の復活も可能であるなど、RPG感覚の設定が効いて、雰囲気としては謎解きサスペンス・「デスノート」に近い。

実際、本作にはどんでん返し、裏切りが満載で、善悪がたやすくひっくり返る。巻末の引っ張り方も見事で、「ああ、続きが読みたい!」というキモチにさせられるが、この辺りの展開は「24時間」や「ぷりずんブレイク」など、ハリウッドドラマにちかいものがある。


さて、炭鉱本も8巻、生き残りも5人に絞られた(うち2人は既に死亡フラグw)なか、物語は終盤に突入。

最終的にはユキテル、ユノ、そしてみねねの3人のバトルとなろうが、味のある好キャラであるものの、所詮脇役のみねねは早々に敗退、ユキテル・ユノの一騎打ちだが、ユノはすでにユキテルに勝ちを譲った後、神になったユキテルに再生してもらうと決めているので、ユキテルの勝利は揺るがない。

ただそれでは面白くないせいか、先月号(09年6月号)ではデウスがみねねに梃入れし、その脳六の一部を分け与えることとなった。これでパワーアップされたみねねと、ユキテル・ユノの三つ巴の騒乱が繰り広げられる模様。

ちなみに各腫瘍登場人物には、ローマ神話の神々の名前が付けられている。
ユキテル=ユピテル。ローマ神話の主神。
ユノ   =ユノー。ユピテルの妻。嫉妬不快。
みねね =ミネルバ。知恵の神。

ここからしても、ユキテルの勝利は揺るがない・・・

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