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花のフィレンツェ~ジョット

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ジョットは13世紀にフィレンツェ郊外に生を受けた画家で、チマブエの弟子である。彼をもって、中世絵画はルネサンス期に入ったとされる。

ジョットは羊飼いの子で、岩に羊の頭を描いていたところ、その余りのうまさに驚いたチマブエが弟子にしたという、伝承がのこっている。

彼は平面的で、死んだように無表情な人物像が主体だった中世絵画に革命をもたらし、立体的で、表情豊かな人物像を描いた。

lazarus.jpg

聖書を紐とくと、「ラザロの蘇生」のエピソードが書かれている。ラザロはイエスの友人で、イエスが久しぶりに彼を訪ねたところ、彼が死んで4日たったことを知る。しかしイエスが墓に行き、ラザロの名を呼ぶと、たちどころにラザロが生き返ったという。

これを描いたのが上の「ラザロの蘇生」だが、その登場人物らのイキイキとした表情には驚かされる。構図も映画のようにダイナミックで、左にイエス、右にラザロを配し、イエスの言葉によって、ラザロが蘇ったことが説明なしに分かるように配慮されている。

またそれ以前の中世絵画では、遠近法が無視され、遠くの風景が大きく描かれていたりしていたのも、ジョットではきちんと遠くのものは小さく、近くのものは大きく、自然な比率で描かれている。まだ透視画法などは使われていないが、画像で立体を表そうという試みは、ジョットによって新たな段階に引き上げられたと言っていいだろう。

もっともまだまだ彼の描く人物は、おずおずと画面の登場しているようなぎこちなさがある。そのぎこちなさが取り払われるのには、ペスト-黒死病-の来襲を待たねばならなかった。

参考:
http://www.fujiso.com/main7.html
http://art.pro.tok2.com/


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NoTitle

ジョットといえば、鐘塔かなぁ てっぺんで真近にみるブルネッレスキのクーポラとフィレンツェの街並みは絶景です。

NoTitle

フィレンツェの写真で、クーポラが写っているのは、鐘塔から撮られたものかな?

NoTitle

斜め上の至近距離から撮られてるのはそうだと思いますよ。周りにはたくさんホテルがあるからクーポラがみえる部屋もあるけれど、鐘楼ほど高い建物はフィレンツェになかったはずです。

Re: NoTitle

> 斜め上の至近距離から撮られてるのはそうだと思いますよ。周りにはたくさんホテルがあるからクーポラがみえる部屋もあるけれど、鐘楼ほど高い建物はフィレンツェになかったはずです。

なるほろ、言われて見れば、高層ビルのような建物が、フィレンツェの写真には見当たらないですね。建築規制でもあるんでしょうか。
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