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ぶっせん

ぶっせん 上 (F×comics)ぶっせん 上 (F×comics)
(2006/10/19)
三宅 乱丈

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仏教専門学校-略して仏専(ぶっせん)は、その名から分かる通り、「ごくせん」のパロディである。

しかし「ごくせん」が熱血先生の活躍を描いた王道的な物語だったのに対し、「ぶっせん」はシニカルで斜に構えたマイナーな作品である。

だがマイナーでひね曲がっているだけに、この世の裏表が明確に透けて見え、却ってリアリティのある作品に仕上がっている。

物語は、金持ち寺と貧乏寺の衝突を軸に進められるが、単なる戯画化でなく、戯画を歪めることで、リアリティをつける手法が随所に用いられている。

たとえば金持ち寺は金はあるが立地条件が悪い、貧乏寺は仏教学校を開いている。正助は、金持ち寺のスパイでありながら、心は貧乏寺に惹かれている。

「ぶっせん」は一見単純でストレートに描かれたように見えるが、その舞台設計は非常に緻密に、アンビバレンツをわざと絡めて重厚に仕上げられている。

「ごくせん」に対しては、「不良が正義漢扱いされるなんて、リアリティがない」という批判がされたことがあるが、「ぶっせん」ではそういう批判は出て来ないだろう。

もっとも出て来ないのは、「ぶっせん」が正当に評価されているというよりかは、むしろ「ぶっせん」のマイナー面だけしか、世間では見られていないからのように見える。「ぶっせん?何それ、『ごくせん』に二番煎じ?」みたいな。

もっと評価されていい作品と思う。

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この記事、前からコメント書きたくて仕方なかったのですが、もしかしてモーニングで連載してたあの漫画ですか!? 毎回1話完結だった…。

確か連載していたのは小学生か中学生の時だったと記憶していますが、気が付くとこれがモーニングの掲載漫画の中でも一番楽しみな作品でしたよ。

この記事読んだら単行本欲しくなってきましたw。

そうですよ、モーニングですね、掲載誌は。

モーニングはこのようなシニカルでとぼけた古色蒼然とした作品を一つは載せるのが好きなようで、「ぶっせん」の後は「へうげもの」がその座を引き継いでますね。

単行本は上のアマゾンからどうぞw。

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