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鉄腕バーディ Evolution

鉄腕バーディー EVOLUTION 1 (ビッグコミックス)鉄腕バーディー EVOLUTION 1 (ビッグコミックス)
(2009/02/27)
ゆうき まさみ

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掲載誌「ヤングサンデー」が潰れたのを汐に、15巻以降のだらだらした展開を一旦打ち切り、舞台を3年後に設定。再開したのがこの「鉄腕バーディー Evolution」だ。

大学生だった姉はずみはOLに、高校生だった主人公は浪人生にw、それぞれ「進化」していたが、進化していたのは人間だけでなく、「人形」こと高性能ロボットもまた、戦闘力を進化させていた。

狂気の人体実験科学者・氷川が遺した生体データをめぐって、テロリストのクリステラ・ラビ一味が蠢動をはじめる。ラビは虐げられている人類型宇宙人・イクシオラの解放のため、武力として地球人類を兵器(=獣人)に改造する計画を進めており、氷川実験はその一環だったのである。

しかしその蠢動をジャーナリスト・室戸に嗅ぎ付けられ、助手として室戸に関わっていた主人公もまた、ラビ一味と再びあいまみえる。。。


今回もまた、バーディーのナイスバディ(死語)と活劇がふんだんに盛り込まれた一冊となっているが、カツモクすべきはストーリーテリングがうまくなったことだろう。

氷川との対決終結以後、温泉行ったり、アニメ化されたりして、「バーディー」は方向を見失っていた感があったが、「Evolution」ではその疑いを払拭。連載当初の店舗とリズムを取り戻した。

方向感を失ったのは、「テロと社会正義」という重いテーマを底面に据えていることが一因でもあるだろう。社会的に圧殺され、テロという手段に訴えるしかないラビと、彼に賛同する一般市民。そのラビを取り締まる側にありながら、自らが被差別人種であるバーディー捜査官。テロはもちろん悪だが、それを生み出す社会悪は放置してよいのか。

その入り組んだ状況を考えると、おいそれとラビを倒しておしまい、という単純なエンディングは用意できなくなる。といって、バーディーが銀河連邦に乗り込んでイクシオラの人権を認めさせる、という筋書きでは啓蒙書になってしまう。

「あ~る」のナンセンスギャグから、「パトレイバー」の社会派へと進化していった、ゆうきまさみも、はや50代。人間としての成長をしめすようなEvolutionを見せられるかどうか、試されるところでもある。

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