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寿司屋の品格

昨年の世界的インフレ時はネタ高騰、今年のデフレ基調ではコストカット。いずれにせよ、寿司屋を巡る経営環境は厳しくなってきており、それにどう対処するかで、その店の倫理観も見えてくる。

「元気寿司」などでは、寿司を小粒に小粒にすることで、コストを圧縮している。マグロなど、カンナでこれでもか、これでもか、と削ったかのような薄さである。削りすぎた挙句、1.5貫でやっと一貫分の量になり、食べても食べてもお腹がいっぱいにならない。

「おたる寿司」の方は、ネタの小ささもさることながら、高価なネタは心して回さないように心がけているようで、いつ行ってもカッパや卵ばかり。下手するとプリンやメロンまで流れてくる。頼むにしてもインターフォンを通しての形なので、伝達ミスが多く、面倒になって、安ネタで済ませてしまいがちだ。

その点、「カッパ寿司」ではタッチパネルで注文できるようになっており、気軽に注文する気持ちにさせられる。もっともネタがあまり新鮮ではなく、食べてウマイと感じることは稀ではあるが。

大阪商人の「スシロー」は、回転寿司にしてはネタが新鮮なのだが、醤油皿なし、というのも食べづらい。もっとも回転寿司のみでなく、一般に外食では経費削減が進んでおり、お絞りや紙ナプキンなどの備品が昨年一年を通して、大分セコくなった。

海外だとストレートにコストアップ分を商品に添加するケースが多いのだが、日本の場合、それよりも量や経費を削ることでコストアップを吸収しようとする業者が多い。製造業の場合はそのおかげで成功したが、外食産業の場合、逆に客足を遠ざける結果になってしまっているように見える。


一方、もっとランクが上の回転寿司屋でも、景気の波は押し寄せている。

中でも「銚子丸」は要注意だ。この寿司屋はうかうかしていると、こっそり高いネタを忍ばせてくる。先日も「普通のあわび」を頼んだら、勝手に一番高い「三陸アワビ」を押し込んできた。抗議すると、「あ、違うんですか?でも三陸の方がおいしいよ」、といけしゃあしゃあと押し付ける始末。

この店は皿によって値段が違うのだが、黒が普通、黒に金の飾りが500円、のように色の違いが分かりにくく、うっかり地雷を踏んで泣きを見ることがある。また「作業中はオンステージ」と、寿司屋をディズンーランドか宝塚のように間違えており、ワァワァと騒がしくて落ち着いて食べていられない。

とはいえ、一般の板前寿司でも、そうそう落ち着いていられない。

御徒町には安くておいしい「河童寿司」があるのだが、何しろ目の前に板前がおり、早く食え、早く注文しろ、とプレッシャーをかけてくる(ような気がする)ので、オチオチ食べてもいられない。下手に安いネタを頼むと機嫌が悪くなるし、茶の飲み方からガリの置き方にまで文句をつけてくる。

そんなこんなで、結局スーパーで寿司を買ってきて済ませてしまう、今日この頃なのである。

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