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塩をまく

おまえに塩をかけると、おまえは鈍くうねりながら、体を縮ませて、
塩をかけ続ける、灰色のおまえは、なおものたうちながら、
盗まれた水をとりもどそうと、コンクリートを黒く湿らせていく。

おまえに、さらに死をかけてやろう。
からだをひねるたび、わたしは夜の内臓をなでるような、
身の毛のよだつような快感をたどる。

その悦楽の海で、たしかにわたしとおまえはつながっている
くらい、原始のうみで、わたしはひとつの夜光虫となりながら、
やはりおまえの身体をよじらせている。

あるいは、遠いラグーンで水をうしないながら
なおも泡だちをつづけるお前だったのかもしれぬ。
その艶かしい反復運動を、わたしの粘膜はおぼえている
そのなかにあのやるせない愛情もあったのだ。

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