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市井に棲む

引越しして一年半たつ。最初にこの街を見初めてからは、二年たつ。

この街は綺麗でセンスが良く、騒々しくて底が浅く、新しい割には変妙に歴史が残っている、という矛盾だらけのところが気にいっている。

交通の便も良く、それまで一時間かけて都心へ行って、また一時間使って戻ってくるという時間のロスがなくなったのは、本当に助かる。

その気になれば、自転車で都心にアクセスできる、というのもサイクリストとしては、大きな収穫だ。さらに足を伸ばせば川崎、横浜まで行くこともできる。自転車で羽田空港へ行く日が来るとは、思っても見なかった。


もちろん、良いことばかりではない。「毎日が初詣」のごとく、人々が湯水のように溢れ返っていて、歩きづらいことこの上ない。しかも皆が皆、小奇麗に着飾っているので、ジャージ上下で出るというのもつらい。

コンビニに行くにも、それなりの服装をしないとならない。

というか、そもそも日用品を扱う店が少ない。飲み屋、クラブハウスは腐るほどあるが、スーパー、100円ショップはほとんど存在しない。そういうものを本格的に買おうとすると、隣駅まで行かないとならない。

おまけにビルが乱立しているので日当たりも悪く、なかなか湿気が抜けない。耳を澄ますと、風の音のようなものが、ゴーッと響く。最初は風力発電かと思っていたが、都会の真ん中に風力発電というのもおかしい。朝5時に響き始め、夜12時以降は消えるので、調べてみたら、地下鉄だった。

ただこれは波の音のようなもので、最初こそ気になったものの、慣れてくると朝5時に決まって響きだすことから、ニワトリの目覚まし代わりにもなった。


実際に住んで見ないと、分からない都会の生態もあった。「氷屋」もそのひとつ。

冷蔵庫が珍しかった時代ならともかく、今時氷を売って商売になるのか、と思われるかもしれないが、実は商売になるのである。

飲み屋用に氷を卸しているのだ。氷だけでなく、おしぼりや生花なども配達することもある。

「豆屋」なんて店もある。もっともこちらはもう豆売りで生計を立てていると言うより、店をマンションに改築して、その運営で食べているらしい。主に聞くと、実際に昭和の終わり頃までは豆がよく売れたという。

昔ながらの商店街がまだ残っていた時代だ。しかしバブルの最中に、そういう商店はほとんどがコンビニかチェーン店に取って代わられてしまったのだと言う。

豆屋の向かいの仏具屋もそうである。寺もないのになぜ仏具屋があるのか謎であったが、古地図を調べてその理由が分かった。寺はあったのである。仏具屋のすぐ近くに寺があり、豆屋、仏具屋は門前商店街の店であった。

しかしその後寺はマンションになり、豆屋、仏具屋だけが残ったというわけである。

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 ホントに都会って便利だし、色々あって面白そうですね。 
 でも、人間がグチャグチャいて、慣れない人が都会を歩くととても疲れます。
 ジャージで都会を歩き回るのも面白いじゃないですか。昔、野々村まことが原宿をジャージで歩いていた…ってあったでしょ。逆にオシャレかもよv-20

都会でいいのは、色々もらえることですねw。ティッシュ、お菓子、サンプル、化粧品、この前はバッグも配ってましたっけ。まあその反面、勧誘やアンケートも多いのですが・・・

急いでいる時に、ばーっと歩道いっぱいに並んで歩く集団には、本当に困りますね。この年の瀬になると、道で宴会している団体までいますから、通り抜けるのに2,3分かかることすら。

ジャージはおしゃれ・・・と思っていたんですが、ショーウィンドウに映った自分の姿に驚愕してからは自粛しておりますw。
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