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国籍法改正

先ごろ国籍法が改正され、子の国籍の取得に、親の結婚は不必要となった。これは、6月に出された最高裁の違憲判断に沿っての改正だ。

最高裁のロジックは、「(日本が採っている)血統主義に、国籍は関係がない」というもの。確かに、親が日本人なら子にも日本国籍を与える、というロジックから言えば、親が正式に結婚していようがいまいが、血が繋がっていれば、子供には自動的に国籍は付与されなければならない。

結婚条項は本来、不必要だったのである。それが追加されたのは、国籍法制定当時、子は必ず結婚した夫婦から生まれなければならない、という戸籍主義が一般的だったからである。

それから数十年を経て、婚外子が増加した現在では、結婚条項のせいで国籍がもらえないケースが増えている。外国人と日本人が子をなした後、別離。残された子が無国籍になってしまう。外国人親が「この子は日本人の実子であるから国籍を与えてくれ」、と主張しても婚外子なので門前払いされてしまう。

そんな理不尽を解消するための、今回の改正は当然のものと言えよう。


それに対し反対する声もある。改正によって国籍の「偽装取得」という抜け穴ができるからだ。

新法では、親子関係を証明するのに写真しか証拠提出を求めないが、CGの発達した現在では、写真を偽造するのは難しいことではない。そのため改正案ではDNA鑑定も考えられたが、親が行方不明になっている場合、それを確認するのは事実上不可能であるため、見送られた。

無理に要求すれば、「国籍法改正はポーズのみ。日本は子供の人権に疎い国だ」という謗りも免れない。

赤池議員など、「最高裁が正しいとは限らない」と、三権分離を否定しかねない発言までしているが、総合的に見れば、彼の主張が間違いというのは明白だろう。実際、今回の採決では、反対議員はほんの数人しかいなかった。



この件に関してネトウヨ辺りでは、「大量の中国人・韓国人が気化してしまう」と危惧するコメントが大量に寄せられたが、サヨと同じ論理展開がなされていておもしろい。

なんとなれば、サヨも同じように「○○法が可決されれば、大量の恣意逮捕がなされてしまう」というロジックで新法に反対していたからだ。○○法を国籍法改正に、恣意逮捕を外国人の帰化に置き換えれば、ウヨの主張と同じになる。

ウヨもサヨも鏡像的だ。

思うに法律とは、網のようなものだ。その網目を緩くすれば、救われる人が増えるが、同時にそれを悪用してすりぬける人も出てくる。逆に狭くすれば、すりぬける悪人は減るが、網目がきつすぎて、救い取られない人も増える。

要は「救い」に重点を置くか、「防悪」を重視するか。そのどちらに重きを置くかで、大体その人の 心理傾向見えてくるというものだ。

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