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ビッグリップ理論

最近、宇宙論の勉強をさぼっていたら、「ビッグリップ理論」とゆうものが出てきて驚く。

宇宙が膨張している、というのはよく知られた事柄だが、膨張が止まるかどうかについては、従来から議論があった。

宇宙は永遠に膨張し続ける、とする人もいれば、いつかは膨張をやめて、収縮に転じるだろう、と主張する意見もあり、その違いは「質量」に帰着できた。

質量は重力を生み出し、重力は膨張を引き止める働きをする。したがって、宇宙全体の質量が十分に大きければ、膨張の勢いはやがて弱まり、ついには反転して収縮がはじまる。風船においてゴムの力が強いと、その力に押されて風船がしぼむのと、似た原理である。


そこで恒星や惑星、彗星や小惑星などの質量をしらべたところ、膨張を反転させるには全然足りないということが分かり、「永遠膨張説」が主流になった。

この説によれば、最終的には、この宇宙は「凍死」を迎える。現在、宇宙が活気に満ちているのは、十分な量の質量が狭い空間に凝縮することで、恒星が生まれるからだ。

だが宇宙が無限に広がっていくと、そのような凝縮は起こらなくなり、遠い未来には、全ての恒星は死に絶え、新しい恒星も生まれないので、宇宙は真っ暗闇になる。

人類はそのときまでに絶滅している可能性が高いが、もし生き残っていたとしても、彼らは絶対零度の宇宙の中で凍り付いていることだろう。なんとなれば暖を取るべき物質はそのときまでに、すでに無限の彼方に消え去り、彼らの手元には何も残されていないからだ。


しかし研究が進むにつれ、宇宙の物質は恒星や惑星だけでないことが分かってきた。星間に漂うガスなど、目に見えない「暗黒物質」も大きな質量を占めることが判明。さらに観測装置の進化により、ニュートリノなど、従来の観測装置には引っかからなかった楚粒子が観測できるようになり、宇宙には現在観測できている以上に大量の物質があるらしいということが認識されるようになった。

質量が十分な場合、膨張力は重力に負け、何十億年、何百億年か先には、宇宙は収縮に転じる。収縮は最後の一点まで容赦なく宇宙を押し込み、全ての星は素粒子に、そしてエネルギーに引き戻される。これを「big crunch」という。未来人は押しつぶされて死ぬか、その前までに恒星との異常接近によって焼死していることだろう。

宇宙が一点になったときは、方程式でいうと特異解に相当し、その振る舞いは不明である。つまり、現在の理論では、そのあと宇宙がどうなるかは予測できない。が一説によれば、その後宇宙は再び膨張に転じ、膨張、縮小という「輪廻」を繰り返すのだという。


宇宙が凍死を迎えるのか、それとも一点に凝縮されるのかを判断するには、宇宙の構成物質量を綿密に調べ上げる必要がある。90年代以降、ハッブル宇宙望遠鏡、チャンドラーX線観測衛星など、人工衛星を利用した観測装置が実用化されるにつれ、データが揃ってきた。

そして膨張スピードを精密に調べ直した結果、意外な事実が明るみにされたのである。それは、「宇宙は<加速度的に>膨張している」、ということであった。

これまでは、「宇宙は当初爆発的に膨張した後、膨張スピードを弱めて行った」、というのが定説であった。しかしその常識とは逆に、「宇宙はしだいに膨張の勢いを強めている」ことが判明したのである!

加速しているからには力が働いているわけだが、その力の源はなんだろうか?


観測データからは、あたかも真空自体、エネルギーに満ちており、斥力を働かせているように見えるので、これを「暗黒エネルギー」という。

つまり、宇宙には引力となる「暗黒物質」と、斥力をもたらす「暗黒エネルギー」の相克によって成立している。そして観測からは、後者の方が優勢なため、いずれ宇宙の膨張は無限の速さになる。

すると星は重力によってその形をとどめることができずに、粉々に分裂してしまう。残された人類も、生物も、細胞間をつなぐ分子間力などが膨張に負けて、四分してしまう。原子もまた、素粒子がくっついて出来上がったものなので、やがて崩壊してしまう。そして全ての物質は素粒子に還元されてしまう。

このような暗澹たる現象をビッグリップといい、暗黒エネルギーが一定なら避けられない未来だという。


もっとも暗黒エネルギーについては、まだ分からないことだらけで、一定かどうかも分かっていない。これが時間変化するなら、将来暗黒エネルギーが小さくなることもあり、その場合は膨張力が弱まって、宇宙は均衡・収縮するというシナリオも想定可能だ。

そして、そこに未来人類たちの意志が介入することも、考えられるだろう。そのときに至って、宇宙が生命を生み出した意味が明らかになるのかもしれない。
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ネトウヨ涙目

ほんの一と月しかたっていないのに、なぜか長い時間がたったように思える衆院選の夏だったが、自民・公明の反民主キャンペーンは色々な意味でおもしろかった。

オザワ氏の献金問題を揶揄した寸劇や、民主マニフェストの無責任さを面白憎らしくCMにしたものだが、結果は散々。「自民はそんなに票がほしいのか」、「このCMを見て民主党に入れた」、とする有権者が続出。自民大敗の一因となった。

ただネットではこのCMを支持する意見が多く、総選挙がせまるにつれ、世論との乖離が目立つようになっていく。

2chではネトウヨらが決起。「ローゼン閣下(=麻生前首相のこと)を援護せよ」、を合い言葉に反民主コピペが四方に投下されたが、これも大いに顰蹙をかった。

2chでは、その掲示板のテーマと関係のない投稿をするのは禁止されており、それを堂々と破るネトウヨは批判を浴び、ひいては2チャンネラーらの自民党への反発につながったとされている。


そしてついに運命の日が来るのだが、ネトウヨの反応がまたおいしい。

「日本ヲワタ」と嘆くのもいれば、「もう日本を見捨てて海外移住する」、と愛国者らしからぬセリフを吐くものもおり、「投票はウソ。真実はニコ動だけ(ニコニコ動画の世論調査は、自民党の有利を伝えていた)」、と陰謀説を唱えだす人、

「日本人はミンスに騙されている。4年後になって吠え面かくなよ」、と逆切レする輩まで噴出。しまいには「日本人の7割は在日」と妄想系に浸るカキコまで出る始末。

中でも白眉なのが、反民主キャンペーンを「独自」展開するも、家族らの反発にあって挫折したニートのカキコ、「ネトウヨ大憤死」

ネタぽい部分はあるのだが、「反民主ビラを自民党事務所に持ち込む」、「言う事をきかずに民主に投票した家族に逆切レしてガラスを悪」など、ネトウヨの生態描写にリアリティがあることから、少なくともネトウヨに関わりがある人が書いたものだろう。


これと前後して、ネトウヨ活動の黒幕も明るみにされていく。従来、ネトウヨは従来のウヨク活動家からの連想のせいか、ニートや勤労青年が大多数とされていた。

しかし反民主キャンペーンを展開していたネット活動家のなかには、鬼女(=既婚女性のこと)や農村層が意外におおいことが発覚。自民党関係者などから金品を得ていた、とする情報も暴露された。

もっともよく考えて見ると、これは不思議なことではない。飽きっぽいニートには執拗な反民主キャンペーンは持続できないし、勤労青年には真昼間からカキコする時間もない。時間があって、根気のいるネトウヨ活動には、実は主婦や地方在住者のほうが適している。(←ちょっと偏見入ってます)

またネトウヨの背後には、何かしらの組織の関与が疑われる、というのも兼ねてから指摘されている「事実」である。


金太郎アメのように定型的なカキコは、ネット活動がマニュアル化されていることを窺わせるものだし、少しのサヨク的カキコをも見逃さずに叩いて回る人海戦術は、組織的な関与を想像させるに足りるものであった。

現在、組織の統括者としては自民党の大物議員や、ウヨクの財界人が噂されているが、いずれにせよ、かなり信憑性のある話である。というのは、ネット宣伝はさほど費用もかからない割には、世論を誘導することがカンタンだったからだ。

たとえば2chでは、10人のフルタイム活動家がいれば、その政治性を決定することができると言われている。ネット調査も同等である。そしてそのネット調査をマスコミが大々的に報道することで、あたかも日本人全体が自民党を信じ、愛好し、民主党なんかに政権は任せられない、という雰囲気が醸成されてきた。

ネットはマスコミを利用して世論捜査を行い、マスコミは先端的で話題豊富なネットを利用して視聴率をかせぐという、いわば「ネットとマスコミの共犯関係」が、日本の保守政治の延命に一役かってきたのである。


ところがネットが掲示板からブログ、SNS、ツイッターと深化・一般化するにつれ、2chやネット調査の注目度が低下。躍起になってネトウヨ活動を過激化させると、世論から乖離していくという悪循環に陥ったのがだいたい00年代後半からの傾向で、その行き着いた場所が、「反民主キャンペーンネトウヨ」なわけである。

キャンペーンが大失敗に終わったことを受けて、自民だか財界だかのネット世論捜査部は、戦略変更を余儀なくされている。このままネトウヨ活動を続けさせるのか、あるいはネットの特別扱いはやめて、リアル世界と同等に扱うのか。

その動向を左右するのが、ネット選挙活動の解禁である。

従来、自民党は選挙活動におけるネットの利用に反対であった。それはネットを通じた世論操作が有効なのは、ネットが限られた人のアクセスする狭い世界だったからである。狭い世界なればこそ、少人数の工作員で、ネット世界を牛耳れるのだが、ネットが解禁されればその旨みはなくなる。

しかし民主党はネットの選挙利用を許可する方針を打ち出している。となれば、従来のような世論操作は早晩通用しなくなる。ネットを使った政治活動そのものがなくなる訳ではないが、従来のような特権的立場はうしなわれるだろう。
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